ERTICOニュース:In-Time パッケージが始動!
(Date: 14 November, 2011)
自治体と業者によるIn-Timeサービスの立ち上げをサポート。
ドライバーと公共交通利用者へのマルチモーダルリアルタイム交通旅行情報(Multimodal Real Time Traffic and Travel Information -RTTI)の効率的な提供・運営をサポートするため、“In-Time“プロジェクトが全欧規模での技術サービスインフラを明確にする。ブルノ、ブカレスト、フィレンツェ、ミュンヘン、オスロ、ウィーンといった現実の都市で現実の旅行者を巻き込んだRTTIサービスを実証することで、In-Timeの革新的な全欧展開をめざすものである。
“In-Timeパッケージ”は”In-Time”推進都市 と旅行情報提供サービス業者(Travel Information Service Providers -TISPs)に、インフラの理解・設定・使用までの技術資料と資材の提供を目指して作られている。
In-Timeインフラの特徴は多様なシステムとデータサービス源との間に互換性があることである。これはサービス提供を目的としたアーキテクチャ(SOA)を配布することで実現する。つまりB2Bやマルチスタンダード、共通合意インターフェース(CAI)など、ITS・地理空間・ウェブサービス分野において、欧州のオープンスタンダードをベースに作られたもので、コンテンツとサービス提供者が相互接続する。
これによりさまざまなマルチモーダル移動に伴う重要なコンテンツとサービスへのアクセスが容易になり活用できるようになる。
つまりIn-Timeでより付加価値のあるRTTIサービスを受けることで、地方交通局や交通サービス業者といった地域のコンテンツ・サービス提供者 と交通情報サービス提供者(TISPs)間の協力が進むことが期待される。
In-Timeを導入した都市や地域では、現地データサービスサーバー(RDSS)が提供するRTTIサービス・情報へのアクセスの標準化がCAIで可能になる。 またIn-Timeアクセスレイヤーを使えば、TISPsは該当するエリアのすべての交通情報をまとめた標準インターフェースを介して現地データとサービスにアクセスでき、道路と公共交通のエンドユーザーへのサービスが向上する。
In-Timeパッケージの内容は以下のとおり:
• Unified Modeling Language(UML)でコード化されたIn-Timeコンセプトデータモデル 。
• In-Timeデータの交換フォーマットとしてデータモデルから生成されたGeography Markup Language (GML) のアプリケーション概要。
• In-Timeサービスの概念定義から生成されたWSDL files。
• In-Timeデータモデルの各アプリケーション概要のためのXML 概要定義 (XSD-ファイル) XSD ファイルはIn-Time仕様書を具体的に使用するにはまず必要である。これによってコードライブラリの自動生成や、OGCのWFSやWMSなどへの設定が可能になる。
• C# およびJavaでのコードライブラリ。
• in-Time入門ガイドと関係書類一式をダウンロードするリンク。
In-Time パッケージはこちらのウェブサイトからダウンロードができる。
詳細は12月2日10:00 AM CET から始まるIn-Time ウェビナーで。In-TimeからSofteco Sismat Srl 社リサーチ・イノベーション部代表Marco Boero 氏がその機能と運用の可能性について説明する。
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