ITSアメリカ: GPS 信号保護の連携活動に参加しクアルコム社勝利の州判決を支持
(Date:6 Apr, 2011)
ITS アメリカは AASHTO, ACEC, NAM, Garmin, TomTom, Trimble, UPSなどと共に、GPS信号への潜在的脅威に対する新しい連携活動を行っている。最近、連邦通信委員会 (FCC) がGPSとごく近い周波数帯の地上での使用を条件付で認可したため関心が高まっており、これによりGPS受信への電波干渉が懸念されている。ITS America プレジデントのスコットベルチャー氏によると「渋滞の開始時間、次のバスや列車の到着時間、ルート指示などの最近の交通情報のめざましい発展はGPS信号によるところが多い。GPSデータは車道の緊急事態の場所を迅速に検知・対応するためにきわめて重要であり、車が衝突回避能力を高め、輸送機関が交通網を管理・改善することに寄与する。GPSの混乱や干渉はどんなものであっても、人やモノの安全で効率的な移動を維持する車や他の交通改革への妨げとなり、米国経済の将来にもたらす影響が大きい。」詳しくはこちら www.saveourgps.com。
ITS業界として喜ばしいことは、最近、ワシントン州最高裁判所が控訴裁判所判決を破棄し、ITSアメリカの会員企業であるクアルコム社のオムニトラックスシステムに対して、通常課税対象となる通信トランスミッションサービスとは対照的に、州小売売上税を免除する判決を出したことである。ITS アメリカはクアルコム社や米国トラック運送協会などの関連団体と共に、オムニトラックスが単にデータを送信するに留まらず、用途に合わせてデータを転換・操作・保存でき、特にこの判決においては、輸送業者がドライバーを監督し、効率的な輸送を実現できる重要な車両・運転手管理ツールとなることを主張した。他の州が追加税収を伸ばそうとしている矢先、本判決は重要な前例となる。ITS アメリカのクアルコム社への法廷助言書は こちら。最高裁判所判決はこちら。ITS アメリカの通信に関する支援活動はこちら。