総合科学技術会議:社会還元加速プロジェクト(情報通信技術を用いた安全で効率的な道 路交通システムの実現)終了について

 2007年に、2025年までを見据えた20年間にわたる長期戦略として、「イノベーション25」が閣議決定され、イノベーションが開く2025年の日本の姿として「生涯健康な社会」、「安全・安心な社会」、「多様な人生を送れる社会」、「世界的課題解決に貢献する社会」、「世界に開かれた社会」の5つが示されました。
これらを実現するために、国民の目に見える形で実現していくための先導的なプロジェクトとして「情報通信技術を用いた安全で効率的な道 路交通システムの実現」を始めとした6つの社会還元加速プロジェクトが位置付けられました。

 このたび、2008年度より、内閣府主催で関係する省庁、モデル都市(青森市、柏市、横浜市、豊田市)、モデル路線(新東名高速道路未供用区間:中日本高速道路(株))のご協力により取り組んでまいりました社会還元加速プロジェク ト(情報通信技術を用いた安全で効率的な道 路交通システムの実現)が、2012年度をもちまして、5年間の活動を終了するこになりました。

 ITS Japanでも本プロジェクトに対応すべく、常任理事会の直轄組織として設立した新交通物流特別委員会で活動を推進し、ITS Japan 会員を問わず、産官学をまたぐ多くの有識者のご協力を頂 きながら取り組めたおかげで、個々のプロジェクトで一定の成果を上げることがで きました。
これも、今までプロジェクトにご参加・ご協力頂いた関係者の皆様の努力の賜物と、厚くお礼申し上げます。
 成果につきましては、内閣府より今後の進め方を含めてとりまとめの上、6月頃公開される予定です。
また、10月に開催される『第20回ITS世界会議東京2013』 でも、今回の成果を世界に発信していくことを検討しております。

 最後に、社会還元加速プロジェクト、新交通物流特別委員会の取り組みにご尽力頂きました関係者の皆様に、重ねて心よりお礼申し上げます。

 

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