インフラ協調システム委員会
活動経緯
2006年から推進してきたJ-Safety プロジェクトの結果として、2011年、ITSスポットとDSSSの実用化が実現しました。さらに、「新たな情報通信技術戦略」及び「ITSに関するロードマップ」に基づき、官民が連携して安全運転支援システムなどの普及・発展を進めるため、関係省庁及び産業界で構成するITS推進協議会が2011年12月再開しました。
ITS Japanは、この協議会の活動に対応して「インフラ協調システム委員会」を立ち上げ活動を行いました。
活動目的
- 実用化促進により、「安全・安心」、「環境・円滑」、「快適・利便」等、交通社会の改善や政府目標達成へ貢献する。
【政府目標】
・2018年交通事故死者数2,500人以下
・2020年交通渋滞半減(2010年比) - 将来の交通社会像提案含め、世界のリード役として国際協調活動に貢献し、ITS技術の世界普及を促進する。
活動内容
- 実用化システム検討:2014年以降実用化を目指す協調システムの検討
・通信を利用した路車、車車、路車・車車連携、歩車等の新たなサービス
(アプリケーション)の検討
・路車、車車、路車・車車連携、歩車等の通信、運用等のプラットフォームの
検討等実用化を推進する課題の検討
・政官民連携の実証実験による機能の検証や効果の検証
・ITS世界会議東京2013ショーケースで成果を世界に発信 - 将来システム検討:2020年代以降の新たな協調システムの検討
・将来ビジョンやロードマップおよび現状から将来への移行計画の検討 - 共通課題検討:実用化・普及に向けた各分科会共通課題の解決と対外的発信
・実用化システム検討分科会の成果に合わせた普及・促進施策の推進
・国内外への実用化システムのプロモーション
・国際調和活動での課題の把握と解決策の検討、必要諸対外活動の実行
活動成果
ITS世界会議東京2013にて、ITS GREEN SAFETY SHOWCASEとして公道での実車デモを実施しました。
- 次世代DSSS(I2V)
- 通信利用型先進安全自動車(V2V、V2P)
- ITSスポットサービス(I2V)
- 高速道路サグ部の交通円滑化サービス(I2V、V2V)
- モバイル通信とITSスポットの協調サービス(I2V)