準天頂衛星・マルチGNSS利活用委員会
目的
- 準天頂衛星システムについて、ITSとしての用途を議論し、国際動向を踏まえ、国に対し仕様改善を要望する
- ITS分野で衛星測位のグローバルな活用をめざし、利用者にとって有用な衛星システムや受信機の普及を促進する
活動概要(第3期中期計画期間)
欧州では、クリティカルな位置情報を利用するITSアプリを、分類・クラス分けし、必要なaccuracy(精度)、availability(可用性)、integrity(完全性:セキュリティアタック対応含む)について標準化を推進している
⇒日本ではこの対応が遅れており、キャッチアップ必要
(1) accuracy(精度)に加え、integrity, availabilityの向上の具体的な対応策を検討
・セキュリティアタックに関するrobustness向上
・IMUなど外部情報との連携によりavailability向上
(2)衛星測位と、その他測位技術、センサー、地図との融合的利用を検討
(3)対応策、利用技術の実証評価
準天頂衛星システム災害・危機管理通報サービス車載器標準仕様の制定
委員会活動の成果である、災害・危機管理通報サービスの利用については、JEITA規格 TT-6005「準天頂衛星システム災害・危機管理通報サービス車載器標準仕様」として、JEITA WEBサイトで公開されました。
委員会参加のみなさまのご協力に御礼申し上げます。
【制定】TT-6005 準天頂衛星システム災害・危機管理通報サービス車載器標準仕様
【URL】https://www.jeita.or.jp/cgi-bin/standard/search.cgi?id=1720
想定アウトプット(出口戦略)
- 実証実験とその結果公開による、製品開発促進と利用技術の底上げ
- 国等への要望提示、提言等