第17回ITS世界会議釜山2010
第17回ITS世界会議釜山2010が、2010年10月25日(月)から10月29日(金)まで韓国の釜山市で開催されました。会議全体を通じ、環境およびマルチモーダルへのITSの貢献や会議テーマである”Ubiquitous Society with ITS”の具現化に向けた展示や議論が活発に行われ成功裡に終了しました。また、開会式の前に韓国国土海洋部主催で大臣会合が開催され、日本を含む大臣クラスが出席をし、世界 会議へも招待されました。
以下に全体についてご紹介します。(2010年11月1日更新)
公式ホームページ:http://www.itsworldcongress.kr/
世界会議釜山2010 開催概要
【会期】 2010年10月25日(月)~10月29日(金)
【会場】 BEXCO, Busan
【会議テーマ】 ”Ubiquitous Society with ITS” 「ITSで築くユビキタス社会」
【参加国/地域】 84 ヶ 国/地域
【参加者】 38,700 名
【会議登録者】 4,300 名(日本 557 名)
【出展数】 213 団体・企業
【セッション数】 223 セッション
【論文数】 1,042 編
開会式
■10月25日(月) 16:30~18:00
華やかな韓国伝統芸能に迎えられたあと開会式が始まり、開催国代表からウェルカムスピーチが送られたあと、欧米アジア3極からキーノートスピーチがありました。(詳細・写真はこちら)
- 登壇者:
- 開会の辞:Chullho Lieu, chairman of 17th ITS World Congress Organizing Committee
- 開催国代表:Jong-Hwan Chung, Minister of MLTM
- 開催地代表:Namsik Hur, Mayor of Busann Metropolitan City
- AP:桜井 俊, 総務省総合通信基盤局 局長
- 米国:Robert Bertini, Deputy -administrator of Research and Innovative Technology Administration, US Departent of Transportation
- 欧州:Fotis Karamitsos, Director Maritime Transport, European Commission, DG MOVE
- 功労者表彰(下記参照)
功労者表彰
開会式の中で、ITSの推進に貢献した方として、欧米アジア3極から1名ずつ選ばれました。アジア太平洋(AP)地域からは、当会名誉会長 豊田章一郎が選ばれました。(詳細・写真はこちら)
- 功労者:
- AP:豊田 章一郎, ITS Japan 名誉会長
- 米国:Russel Shields, Chairman, Ygomi LLC
- 欧州:Fotis Karamitsos, Director Maritime Transport, European Commission, DG MOVE
セッションプログラム
プレナリーセッション
Plenary Session I: ”Integrated Goal for ITS Paradigm Shift – Safe, Convenient and Green Mobility”
10月26日(火)9:00~10:30
- 司会:
- Ton H. Steenman, Vice Presidet, Intel Architecture Group, USA
- 登壇者:
- AP:Zhongze Wu, Chairman, ITS China, P.R. China
- 米国:Ann Flemer, Deputy Executive Director, Policy, Metropolitan Transportation Commission / Chair, ITS America Board of Directors, USA
- 欧州:Gunter Zimmermeyer, Supervisory Board Chairman, ERTICO – ITS Europe
Plenary Session II: ”Strategies for Ubiquitous Society with ITS – Ubiquity, Transparency, Trustability”
10月26日(火)11:00~12:30
- 司会:
- Hosin “David” Lee, Professor, Public Policy Center, Civil and Env. Engineering, University of Iowa and President Elect of Korean-American Scientists and Engineers Association, USA
- 登壇者:
- AP:渡邉 浩之, ITS Japan 会長, Japan
- 米国:Abbas Mohaddes, President and CEO, Iteris Inc., USA
- 欧州:Hans Rode, Senior Advisor / Director, Swedish Transport Administration, Sweden
展示
■10月26日(火)~10月29日(金)
213に上る出展団体が集まり、期間中延16,000人が来場しました。(詳細・写真はこちら)
公式開場セレモニー
■10月26日(火)10:30~10:50
開会二日目のプレナリーセッションの間で、展示会場の開場セレモニーが行われました。
日本からはITS Japan 坂内正夫副会長、東京都青少年・治安対策本部 伊東みどり担当部長が参列しました。
日本館ブースのオープニングリボンカッティングセレモニー
■10月26日(火)11:15~11:30
主催による会場セレモニーのあと、日本館ブースにおいて、日本からの出展者の出展の成功を祈念し、開館リボンカットを行いました。
日本館は、本年度も入口近くにブースを構え、多くの来場者の目に止まっていました。なお、日本全体では30団体11ブースが出展しました。
閉会式
■10月29日(金) 14:00~15:00
冒頭で、優秀論文の表彰が行われたあと、組織委員会から開催概要報告がありました。次回以降の開催国代表からプレゼンテーションには、2013年東京の代表として東京都青少年・治安対策本部 倉田本部長がスピーチしました。パッシング・グローブ・セレモニーには、当会副会長 坂内正夫が登壇しました。なお、閉会後の世界会議組織委員会の会議にて、2014年の開催国が米国デトロイトに決まっています。(詳細・写真はこちら)
- 登壇者:
- 優秀論文表彰(48論文、欧米アジア3極と韓国から1編ずつ、4論文が壇上にて表彰された。)
- 開催概要報告:Chullho Lieu, chairman of 17th ITS World Congress Organizing Committee
- 次回以降の開催国からのプレゼンテーション
2011年 オーランド: Patrick McGowan, Chair, Orlando Congress 2011
2012年 ウィーン: Ingolf Schädler, Deputy Director General, Ministry for Transport, Innovation and Technology, Austria
2013年 東京: 倉田潤, 東京都 青少年・治安対策本部 本部長 - パッシング・グローブ・セレモニー(左から)
韓国組織委員会:Kyungsoo Chon, chairman of 17th ITS World Congress BoD
AP:坂内正夫, ITS Japan 副会長
欧州:Hermann Meyer, CEO, ERTICO – ITS Europe
米国:Scott Belcher, CEO, ITS America
オーランド組織委員会:Patrick McGowan, Chair, Orlando Congress 2011
ITS-AP 覚書の改定について
10月25日9:00から、ITS-APのBOD会議が開催され、ITA-APの覚書が改定されました。(詳細・写真はこちら)
論文CD
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