プログラム概要

開催概要 プログラム概要 大会委員会  
12月8日(木)
開場 9:30

12月9日(金)
開場 9:00

開会式

はじめに

企画セッション2
スマートシティとITS
基調講演

対話セッション3-A
交通安全・社会インパクト

対話セッション3-B
交通計画・経路設計
対話セッション1-A
インフラ連携・協調型システム
対話セッション1-B
人間工学・HMI
対話セッション4-A
地域交通
対話セッション4-B
測位・空間情報
対話セッション2-A
自動運転・運転支援
対話セッション2-B
認識・センシング
企画セッション3
都市および地域における
持続可能なモビリティサービスとは?
企画セッション1
レベル4自動運転の社会実装に向けて
閉会式

最終プログラムはこちらをご覧ください。

開会式 挨拶

12月8日(木) 10:00-10:10

太田 和美       柏市長
藤井 輝夫       東京大学 総長
佐々木 眞一    特定非営利活動法人ITS Japan 会長
須田 義大       東京大学 生産技術研究所 教授 / モビリティ・イノベーション連携研究機構 機構長

はじめに

12月8日(木) 10:10-10:15

プログラム委員長    中野 公彦    東京大学 生産技術研究所 教授

基調講演

12月8日(木) 10:15-11:00
日本における自動運転サービスの実装に向けて

WILLERグループが現在取り組んでいる日本における自動運転サービスの実装について、具体的な事例を用いて紹介する。これまで高速バスや鉄道において顧客インサイトに基づいた新しい移動サービスを形にし、提供してきた。自動運転およびオンデマンド交通を含むMaaS分野全般においても、同様の考え方で取り組んでおり、合わせてご紹介したい。また、海外における取り組みとの比較において、日本での課題についてもお話しする予定である。

キーノートスピーカ
村瀨 茂高       WILLER株式会社 代表取締役

企画セッション

12月8日(木) 16:00-17:30
企画セッション1     レベル4自動運転の社会実装に向けて

自動運転・CASE・MaaSに代表される新しいモビリティは、車社会を一変させるものであり、100年に一度のモビリティ革命と言われている。経済産業省では、国土交通省と連携し、自動運転レベル4等の先進モビリティサービスの実現や普及に向けて、新たなプロジェクト「自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト(RoAD to the L4)」を立ち上げている。このような先進モビリティサービスの実現や普及に向けては、自動車技術の革新だけではなく、人々の生活にどのように入り込んでいくか、社会受容性についての検討も重要になってくる。本セッションでは、レベル4自動運転の研究開発や実証実験等の事例を通じ、その社会実装における課題について議論する。

モデレータ
清水 和夫      モータージャーナリスト 兼 SIP 構成員

パネリスト

多田 善隆      国土交通省 自動車局 自動運転戦略室長
加藤 真平      東京大学大学院 情報理工学系研究科 准教授
渡部 大志      埼玉工業大学 工学部情報システム学科 教授
加藤 晋         産業技術総合研究所 情報・人間工学領域
                   デジタルアーキテクチャ研究センター 首席研究員

12月9日(金) 9:30-11:00
企画セッション2     スマートシティとITS

Soceity5.0の実現に向けて、様々なスマートシティの取り組みが広がっている。「スマートシティ官民連携プラットフォーム」によると、現在全国で200以上のプロジェクトが進行しており、そのうち8割以上で「交通・モビリティ」が課題として掲げられている。移動はスマートシティを考える上で欠かせない要素であり、そこにITSが果たす役割は大きい。本セッションでは、現在活発な取り組みを行っている特徴的なスマートシティのプロジェクト関係者を招き、それら以外も含めた様々なタイプのスマートシティの展望と、そこでITSを活用する可能性について論じる。

モデレータ
中村 文彦      東京大学大学院 新領域創成科学研究科 特任教授

パネリスト

坂齊 豊         柏市 土木部 交通政策課 課長
佐治 友基      BOLDLY株式会社 代表取締役社長 兼 CEO
日高 洋祐      株式会社MaaS Tech Japan 代表取締役
國立 昇平      加賀市 政策戦略部スマートシティ課 主査

12月9日(金) 16:00-17:30
企画セッション3     都市および地域における持続可能なモビリティサービスとは?

我が国では少子高齢化が先進国に先駆けて進展している。加えて、COVID-19の影響により、人流は抑制され,交通事業者を取り巻く環境は厳しいものとなり,CASE、MaaSの進展により⼤変⾰期が到来する中でモビリティを取り巻く環境は不可測な状況にある。地域、都市では、既存のモビリティを考慮・融合したモビリティおよびそのサービス展開が期待され、多くの実証実験が進められており、社会実装事例も生まれ始めている。持続可能な社会とするためには、事業性は避けては通れないことも言及されている中で,本セッションでは地域、都市での取り組みを持続可能とするための取り組みについて,話題提供を通じて考えることとしたい。

モデレータ
吉田 樹         福島大学 教育研究院 准教授(経済経営学類担当)
                   うつくしまふくしま未来支援センター地域復興支援部門 部門長

パネリスト
松本 順         株式会社みちのりホールディングス 代表取締役グループCEO
岡田 良之      順風路株式会社 代表取締役社長
日下部 貴彦   阪急阪神ホールディングス株式会社
                  グループ開発室DXプロジェクト推進部 データアナリシスディレクタ―

対話セッション

以下8セッションで80編の論文が発表されました。詳細はプログラムをご覧ください。

ベストポスター賞

以下の論文がベストポスター賞に決定しました。おめでとうございます。

磁気マーカによる自己位置推定手法と非接触給電システムが双方に及ぼす影響の調査

○石井響弥, 霜野慧亮, 須田義大, 清水修, 藤本博志(東京大学), 安藤孝幸, 椋本博学, 長尾知彦(愛知製鋼株式会社) 

論文 ポスター

 

●選定理由

本研究は、交通ネットワークの資産を活用した交通と情報通信とエネルギー網の3機能による統合型インフラ構想に関するものであり、各機能の統合・融合を図った新たな提案である。統合型インフラ構想の実現は街づくりにも直結し、また、市内中心部にマイクログリッドを構築することで、再生可能エネルギーの地産地消の具体化につながるものであり、今後の発展が大いに期待できるものである。発表、質疑応答共に的確であり、ベストポスター賞にふさわしい研究発表と判定した。

信号通過支援によるドライバー行動変容と周囲交通への影響に関する基礎的研究
○山口諒, 大門樹(慶應義塾大学), 岩岡浩一郎, 朝田將(株式会社パナソニックコネクト), 織田利彦(株式会社コスモスカイラボ)

論文 ポスター

 

●選定理由
本研究は,円滑な交通流を実現するための信号情報活用運転支援システム (TSPS) が運転行動に与える影響の初期検討として、ドライビングシミュレータ (DS) 実験による行動計測を行ったものである。さらに,DS実験で得られた運転行動の特徴を交通流シミュレータに再現することで、TSPS導入による行動変容が周囲交通に与える影響についても検討を行っており、ミクロ面だけでなくマクロ面からの評価も行っている。ポスター内容、説明ともにわかりやすく、質疑応答も的確であったため、ベストポスター賞に相応しいと判断した。

地図ベースの自動運転シャトルバスの衝突防止のための操舵角制限制御に関する研究
西村駿, 大前学(慶應義塾大学)

論文 ポスター

 

●選定理由
本研究は、測位・自己位置推定の失陥等を原因とした誤操舵を防止するための制御手法を提案することを目的としており、車幅が広く車線逸脱までの余裕幅の少ない自動運転バスが抱える重要な課題に対して、合理的かつ理論的な手法を構築し、実車実験を通してその有用性を示している点が優れている。また、発表が理解しやすく質問に対する回答も的確であったため、ベストポスター賞に相応しいと判断した。

高解像度ミリ波レーダによる駐車シーンの復元
○秋田時彦(豊田工業大学), 赤峰悠介, 近藤勝彦(株式会社SOKEN)

論文 ポスター

 

●選定理由
本研究は、ミリ波を利用した駐車時の周辺物体の形状推定・分類手法を提案している。深層学習により蓄積反射マップから自車の周辺環境の物体を推定した際の精度評価を行い、ソナーや画像センサだけでは困難な状況においても有効な形状推定ができており、車両・自転車・タイヤ止めなどの詳細な物体認識・分類までも実用に耐えうる精度であることを示した。自動運転の周辺環境センシングにおける有効な利用が期待できる点に加え、それを精度良く実現する深層学習の構築におけるアノテーションの努力も高く評価できるため、ベストポスター賞にふさわしい研究であると判定した。

交差点における特殊車両の折進条件の自動判定アルゴリズム
○志野有, 塩見康博(立命館大学)

論文 ポスター

 

●選定理由

本研究は、通行許可の審査に長時間要している特殊車両に関して、特に問題である交差点における折進可否判断の簡略化を目的としたものである。市販のデジタル航空地図を活用して、特殊車両の利用可否を簡易的に判断するアルゴリズムを構築しており、問題解決の適切な道筋を示している。また、近未来的に実用化される可能性が高く、申請者、許可者が同様のシステムを活用することにより審査期間の短縮が可能となるなど実務的に有効なものであり、ベストポスター賞とした。

メソ交通流シミュレーションモデルと動的配車システムを連携させたシミュレータによる都市部へのライドシェアタクシーサービス導入の評価

○森俊勝(合同会社ゴダイベスト), 溝上章志(熊本学園大学), 金森亮(名古屋大学), 劉強(熊本市都市政策研究所)

論文 ポスター

 

※ 本論文は、ITSシンポジウム査読付き論文としてInternational Journal of ITS Research (IJIT) に投稿されました。二重掲載を避けるため、本サイトにはプレプリント(査読前論文)を掲載します。

 

●選定理由
本研究は,交通流シミュレーションモデルと動的配車システムを連携させ、都市部でのライドシェアタクシーサービス導入時の評価について検討を加えたものである。交通流シミュレーションを仮想現実と見立て、それに実用されている配車システムを連動させる取り組みは,いわゆる「デジタルツイン」の実装を企図したものであり高く評価される。また,様々なシナリオについて丁寧に考察されており分析結果の信頼性も高く、今後同様のサービスを導入する際の事前検討として有効な手段と期待される。発表,質疑応答ともに的確であり、ベストポスター賞にふさわしい研究発表と判断した。

地域全体のアクティビティを再現するナウキャストモデルの構築
○花房比佐友, 小宮粋史, 一瀬恭平, 堀口良太(株式会社アイ・トランスポート・ラボ)

論文 ポスター

 

●選定理由
本研究では、特定の時空間における滞在人口、交通路上の断面交通量等の観測値を制約条件として、個人のアクティビティおよびそれらの地域としての総量を推計する手法が提案されている。実測データに基づいて個人の移動と滞在を再現できる数理モデルが構築されており、交通行動の予測と要因分析の両方に対応できる点で、地域交通施策の計画や評価における有用性が高いと評価された。また、モデルの精度検証やよりミクロな空間スケールへの拡張など、今後の研究の発展の方向性も明確であり、関連する質疑への対応も的確であったことから、受賞にふさわしい研究発表と判定した。

移動体観測と固定点観測を併用した交通密度の空間補間手法の検討
○片山広樹, 安田昌平, 布施孝志(東京大学)

論文 ポスター

 

※ 本論文は、ITSシンポジウム査読付き論文としてInternational Journal of ITS Research (IJIT) に投稿されました。二重掲載を避けるため、本サイトにはプレプリント(査読前論文)を掲載します。

 

●選定理由
周辺技術や環境の進展を踏まえた新たな交通状況把握へ向けた手法の提案であり、限られたデータかつ検証内容ではあるが、その有用性を示している。発表がわかりやすく、かつその後の質疑においても簡潔かつ論理的な回答ができていた。

閉会式

12月9日(金) 17:30-18:00

  • プログラム委員長総評          中野 公彦   東京大学 生産技術研究所 教授
  • ベストポスター賞授与
  • 次期プログラム委員長挨拶    堀田 裕弘   富山大学 学術研究部都市デザイン学系 教授

自動運転バス試乗会 (受付終了しました)

千葉県柏市柏の葉地区では、柏ITS推進協議会と東京大学の連携により、2019年からレベル2自動運転バスの長期営業運行実証実験が行われています(詳細はこちらをご参照ください)

シンポジウムでは本自動運転バスの試乗会を実施します。自動運転バスに乗車した経験のない方に、試乗の機会をご提供できればと企画しました。試乗される方にはアンケートの実施を予定しております。詳細は同乗する説明員からご説明いたします。ご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします

【定員】1便15名
【参加費】無料
【説明員】添乗予定
【申込み】11月末締切予定。先着順で受付します。
【運行日】12月8日(木) および12月9日(金)、1日2便、計4便

12月8日(木) 12月9日(金)
11:15
   ↓
11:25
   ↓
11:35
   ↓
11:45
柏の葉キャンパス駅前 発
               ↓
東大柏の葉キャンパス 着
               ↓
東大柏の葉キャンパス 発
               ↓
柏の葉キャンパス駅前 着
11:15
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11:25
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柏の葉キャンパス駅前 発
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東大柏の葉キャンパス 着
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東大柏の葉キャンパス 発
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柏の葉キャンパス駅前 着
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12:05
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12:15
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12:25
柏の葉キャンパス駅前 発
               ↓
東大柏の葉キャンパス 着
               ↓
東大柏の葉キャンパス 発
               ↓
柏の葉キャンパス駅前 着
11:55
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12:05
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12:15
   ↓
12:25
柏の葉キャンパス駅前 発
               ↓
東大柏の葉キャンパス 着
               ↓
東大柏の葉キャンパス 発
               ↓
柏の葉キャンパス駅前 着

 

バンケット(参加者レセプション)

立食形態のレセプションは本年も実施を見合わせます。ご了承ください。