第14回 アジア太平洋地域ITSフォーラム(2015 南京)
2015年4月に「第14回アジア太平洋地域 ITSフォーラム(通称 APフォーラム)南京2015」が開催されました。中国では2000年以来2度目のAPF開催であり、ITS JapanもAP事務局として準備段階からサポートしました。以下に概要をお知らせ申し上げます。
開催概要 (2015年5月22日更新)
【会期】 2015年4月27日-29日
【会場】 Nanjing International Expo Center 南京国際博覧中心
【主催】 江蘇省交通部、中国交通運輸部公路科学研究院
【共催】 Jiangsu Communications Holding、東南大学、南京市交通局
【後援】 中国交通部、江蘇省人民政府
【オーガナイズ】中国National ITS Center、JPCPDI(交通部ITSR&DCenter)
【組織委員長】 Qingzhong You 江蘇省交通部 最高責任者
【参加実績値】
総参加者数 10,000人以上
会議登録者 2,053人
参加国数 24ヵ国
出展団体数 150団体
投稿論文数 198編
セッション 37
ショーケース 5
開催内容
開会式
4月27日9:00-9:50
明代(14世紀頃)に首都南京から始まった大航海時代の交通の発達とアジア各国の異文化との交流をテーマにしたショーで始まり、明代から現代までの象徴的な風景を絶え間なく描く砂絵のパフォーマンスに続いて、開会式が行われた。
司会:組織委員会Executive Chairman 王笑京
登壇者:
主催都市:南京市副市長 Weiguo Wu
主催国:中国交通運輸部代表 Wei Zhou
AP地域:ITS AP 事務局長 天野肇
組織委員会:江蘇省交通運輸庁庁長 游慶仲
セッションプログラム
会期中はのべ37のセッションが開催されました。
プレナリセッション(PL) (3)
PL1:4月27日 9:50-11:10 “Global ITS Development”(開会式に続けて実施)
モデレータ:王 笑京
登壇者:
Russell Shields ITS America
Jean-Francois Janin フランス運輸省
渡邉浩之 ITS Japan会長
Zhongze Wu ITS 中国会長
Susan Harris ITS Australia CEO
PL2:4月28日9:00-10:30 “Big Data and Future Transport”
モデレータ:Pan Liu 中国南西大学
登壇者:
Jifeng He (何积丰) 中国 中国工程院
Russell Shields 米国 Ygomi LLC 会長
Chew Men Leong シンガポール LTA Chief Executive
Nevijo Mance ドイツBMWグループ副社長
横山 利夫 日本 株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター 上席研究員
PL3:4月29日 9:00-10:30 “Chinese ITS Industrial Forum”
司会:Jin Lin 江蘇省交通部
登壇者:
Luo Ruifa Genvict
Xu Chao Huawei
Zhang Hui ZTE Corporation
Zhou Yan China Telecom
Wang Yingmin Datang Telecom
Cui Xiaolong Jiangsu Communication Holding
エグゼクティブセッション(5):
ES1:”Mobile Internet and Future ITS”
ES2: “Smart City & Smart Mobility”
(日本政府代表)吉田 健一郎 経済産業省製造産業局自動車課
電池・次世代技術・ITS推進室長
ES3: “ITS in The Multimodal Transportation”
ES4: “Coordination of ITS Standardization”
ES5: “Development of Cooperative ITS”
水井 健太 総務省 総合通信基盤局 電波部 移動通信課
新世代移動通信システム推進室
スペシャルセッション(6):
SS1:” Traveler Information Services”
SS2:”Green ITS & Electrified Vehicles”
SS3: “Green ITS & Sustainability”
尾崎 信之 株式会社東芝 技監
SS4: ” Metropolitan Public Transportation”
SS5: “Sino-Dutch Seminar on Traffic Data Fusion”
SS5: “ETC Development”
テクニカルセッション(21)での日本からの登壇者
Kazuo Shimomura 住友電気工業株式会社
Zheng Rencheng 東京大学
中野 公彦 東京大学 准教授
Gong Lei 名古屋大学
松岡 誠也 株式会社アルメック
ユースセッション(2):優秀論文発表セッション,南東大学訪問
展示会
期間:4月27-29日
会場面積:10,000㎡
日本からは住友電気工業株式会社・ITS Japanが参加しました。
展示スペース(11,664㎡)/出展者数(150)共にAPフォーラムとしては過去最大規模の開催となりました。特に、中国の電機・ソフトウェア・通信関連メーカー・地域関連団体などが大きな単独ブースを構えるなど、地元中国勢の存在感が際立っていました。
日本からは、住友電工・Forum 8・ウェザーニューズが単独で出展するとともに、ITS Japanブースでは、産官の取組みとして、経済産業省・国土交通省の活動を紹介しました。またITS Singaporeブースでは三菱重工のETCやNECのカメラ技術などがパートナーとして紹介されていました。
欧州からはダイムラー・ジャガーといったカーメーカーのほかにシーメンスも出展しました。
テクニカルツアー(TT)
以下の4つのツアーが実施されました。
– TT1: Rail & Metro (地下鉄3号線管制センター、南京浦鎮社車輛廠)
– TT2: Urban Public Transportation (交通管理センター、南京南駅のHighway Carrier)
– TT3: Smart City & Smart Highway (南京スマートセンター、高速道路運行管理センター)
– TT4: Telecom & Mobility(南京スマートセンター、中華テレコムショールーム)
ショーケース
ホンダ(Qualcommとの協力による歩車間協調(V2P)安全アプリのデモ)のほか、 BMW・ Huawei・清華大学から5つのショーケースが実施されました。
閉会式
4月29日11:00-12:00
PL3に引き続き開催された閉会式では優秀論文賞(10件)が発表された。続いて、ITS Australia PresidentのBrian Negus氏から2016年にメルボルンで開催される第23回ITS世界会議の紹介が行われた。最後に、組織委員会委員長のQingzhong You氏より閉会の辞が述べられた。
会議登録料
会議
-Standard Rate- -On-Site Rate-
2015年 4月4日以降 4月23日以降
Delegate USD 600 USD1,200
Speaker USD 500 USD1,000
Student USD 80 —-
テクニカルツアーおよび交流イベント
Welcome Reception Delegate Student
Gala Dinner(一人) Free not included
Technical Tour(一件) USD25 USD25
お問合せ先:
特定非営利活動法人 ITS Japan
国際グループ
〒105-0011 東京都港区芝公園2-6-8 日本女子会館ビル 3階
TEL: 03-5777-1013 FAX:03-3434-1755
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