第3回 アジア太平洋地域ITSセミナー(1999 クアラルンプール)
開催概要
【会期】 1999年7月4日(日)~7月7日(水)
【会場】 クアラルンプール/Legendホテル
【テーマ】 ITS Vision for Efficient Transport
【参加国・地域】 17
【参加者数】 332名
【出展数】 17
【論文数など】 論文:25、TS:3
開催報告
1997年のオーストラリア・ケアンズに次いで第3回目となる今回のセミナーには、多数のITS関係者が出席、活発な議論が交わされました。
参加登録総数:332名
(マレーシア216、日本69、台湾17、シンガポール5、タイ4、韓国4、中国2、オーストラリア3、ベトナム2、フィリピン2、香港2、他に各1名登録国としてインドネシア、ニュージーランド、カナダ、英国、オーストリア、米国)
アジア太平洋地域メンバー14カ国/地域のうちインドを除く13カ国/地域が参加出展会社:17社(日本からはトヨタ自動車、東芝、松下通信工業、住友電気工業、VERTISが参加)
セミナー概要
第1日 7月4日(日):ウエルカムレセプション
第2日 7月5日(月):セミナー、併設展示会
- 各国地域よりのITS報告ほか
- テクノロジーショーケース
- ウェルカムディナー
第3日 7月6日(火):セミナー、併設展示会
- ラウンドテーブル1, 2, 3
- テクノロジーショーケース
- フェアウェルディナー
- 第4日 7月7日(水):テクニカルツアー
- クアラルンプール近郊のITS関連施設
開会式
7月5日(月)9:00より、マレーシア公共事業省大臣(Minister of Works) SamyVellu氏、主催者であるマレーシア道路技術協会(REAM)会長のTan Sri Dato’Ir Wan A. RahmanYaacob氏、VERTISより越副会長の3名が登壇されて開会式が行われました。第3回アジアセミナーに大臣が出席し、開会式が行われたことからも主催者側の意気込みが感じ取られ、会場も一段と厳かな雰囲気となりました。式の冒頭、大臣から、今回のセミナー開催に際し、VERTISの支援に対して謝辞が述べられました。
7月5日
Country Paper Presentation/ Technology Showcase-I
- Country Paper Presentation:
各国のITSの進行状況報告が行われました。日本からは、運輸省自動車交通局審査課・戸澤室長(5省庁連絡会アジアセミナー担当省庁代表)が日本政府代表として登壇され報告を行いました。 - Technology Showcase-I:
日本より、(財)道路新産業開発機構(HIDO)升方部長(建設省代表)、(財)運輸政策研究機構(JITPS)鎌田調査役(運輸省代表)が登壇され、各々報告を行いました。
7月6日
セッション2、セッション3及び Technology Showcase-
- セッション2:Harmonization of ITS Deployment
オーストラリア、中国、日本、マレーシア、台湾、ベトナムの各国代表が報告を行いました。日本からは通産省機械情報産業局・荒田企画官/ITS推進室長が登壇され、報告を行いました。 - セッション3:Smart Partnership in ITS Development and Deployment
オーストラリア、香港、日本、マレーシア、ニュージーランド、タイの各国代表がそれぞれ報告を行いました。日本からはASTAP/小山議長(郵政省代表)が登壇され、報告を行いました。 - Technology Showcase-:
日本より警察庁交通局交通規制課・杉本課長補佐及び(株)デンソー・小野室長が登壇され、報告を行いました。
展示会
セミナー開催に併せ、会場のロビーを利用した展示会が行われ、全部で17社/団体が出展しました。 日本からは前記の5社/団体が、パンフレット、ビデオ、実物を交えた展示物を出展、大いに盛り上がりました。VERTISブースには、会員企業より募集したパンフレットを展示し、出席者の注目を集めました。
閉会式
7月6日(火)、全てのセッションが終了した後、閉会式が行われ、REAM・Yaacob会長より、セミナーの総括が行われました。 挨拶の中で332名もの多数の参加者があった事で今回のセミナーが成功裡の終わったこと、VERTISの協力・支援を含め、あらためて丁重な謝意が述べられました。
その後、今年10月には同じくマレーシア・クアラルンプールで開催が予定されている、世界道路会議(PIARC)のPRビデオが上映され、11月にカナダ・トロントで開催が予定されている第6回ITS世界会議に関して、ITS Canada会長であるJoseph Lam氏から簡単な挨拶と今回の世界会議のPRビデオの上映が行われ、閉幕しました。
7月7日
テクニカルビジット
クアラルンプール交通管制センター見学、Multimedia Super Corridor (MSC) 見学、ハイテク民間会社見学、Proton自動車工場見学という4つのオプション・コースに分かれてバスに分乗して実施されました。