地域ITS関連取り組み事例の紹介

~地域交通の体系的取り組み/情報利活用の取り組み/生活基盤に関する取り組み~

■背景
ITS Japanでは、「多様な地域が、それぞれで選択した固有の施策を実施し、活力と魅力ある地域を実現する活動」に寄与すべく、ICTやITS技術の活用を図るため、年次活動として自治体、関連活動主体者との情報連携を図りつつ、具体的に現地を訪問して、ワークショップなど交流活動を行い、ITS Japanのホームページや年次レポートを通じて、地域の実情を伝える活動に取り組んできました。

各地域の取り組みは様々であり、それぞれで合意され選択された結論も一様ではありません。活動の担い手は、基礎自治体、住民組織、地域事業者、学の有識者などが中心となりますが、具体的成果が出るまでに長い歳月を要するなど、状況が年々厳しくなり、導入したしくみが短期間で持続的でなくなる事例もありました。

ITS Japanは、これまでの地域ITS活動を基盤にしながら、昨年度とりまとめた中期計画(2016~2020)に基づいて、社会課題の解決に寄与すべく、地域の多様な価値創造に向けた暮らしや産業を支えるモビリティに関して、地方自治体との連携活動に強力に取り組んでゆくことを目論んでいます。

2030年の日本を取り巻く課題(ITS Japan)           階層的アプローチ

 

■地域ITS関連活動事例について
今回紹介する地域ITS関連活動事例は、ITS Japanがこれまでの活動で連携協力頂いた、関連団体・自治体・企業等から、以下に示す「提供される価値」を切り口に寄せられたものです。それぞれの地域の課題解決や発展のために、自治体・住民・地元の事業者・学などが主体的に進める交通関連の取り組みであって、かつ持続的なサービスが提供されている事例(実証実験は含まず)になります。

【提供される価値】
 1)地域交通の体系的取り組み
   多様な交通手段を組み合わせて、安全快適な移動を実現し、経済的な持続性を確保
 2)情報利活用の取り組み
   交通・移動データを活用し、利便性確保、移動支援サービス提供等を効果的に実施
 3)生活基盤に関する取り組み
   自立的な生活を支える基盤として、地域社会への新たな公的交通手段等を提供

 

■活動事例集

■活動事例の周知活動について
今回掲載する活動事例については、2017年度ITS Japan 総会でもご紹介いたしました。また、「News Letter from ITS Japan」によってメディアに対して発信するなど、周知を図りました。