ITS アメリカニュース:年次総会・展示会報告
(2010年5月28日)
5月3-5日にヒューストンで開催されたITSアメリカ年次総会および展示会には2,000人以上が集まり、ITSアメリカの年次総会としては最大規模となった。会場周辺地区ではテクノロジーで変わるアメリカの交通システムの様子や、ITSによる素晴らしい将来像をみることができた。ここでは会議に参加できなかった人々にハイライトと関連の資料をご紹介する。
- 米国運輸省長官Ray LaHood とIBM 会長兼CEO Sam Palmisano が共に登壇し安全・モビリティ・環境の向上に貢献する技術など、アメリカ交通の将来ビジョンを論議した。閉会プレナリの様子、第17回釜山ITS世界会、第18回オーランドITS世界会議の予告のビデオはこちら。LaHood長官の発言はこちら。Palmisanoのスピーチはこちら。
- 125以上の官民の団体が展示とデモエリアに結集し、最新のITS技術ソリューションを披露した。全米で選出された「ベストオブITS賞」がウェルカムレセプションと授賞式で発表され、下院議員のPete Olson氏とGene Green氏がスピーチを行った。 ITSアメリカのFacebookで写真を見ることができる。
- 米国運輸省(USDOT)からの会議参加者は最大規模を記録した。シニア政策スタッフや米国運輸省の輸送モード別の行政官も参加し、安全を向上させ渋滞を減らし、より住みやすくて持続可能な社会を実現するためにITSソリューションを活用するビジョンを共有した。またLaHood長官のもとUSDOT Surface Transportation Reauthorization Outreach会議が召集され、交通政策担当書記官補Polly Trottenberg、予算及びプログラム担当書記官補兼CFO(最高財務責任者)Chris Bertram、 RITA 長官Peter Appel、 RITA長官補佐Robert Bertini、下院議員Sheila Jackson Lee、 ITS America社長兼CEO Scott Belcher、その他の官民セクター、交通やITSのリーダーが参加し、法案の再承認とアメリカの交通システムが直面している緊急課題を論議した。
- 教育ビジネスプログラムでは60に上るExecutive, Special, Technical 及びInteractive Sessionsが行われ、「持続可能な交通」から「ディストラクションドライビング」セッションまで様々なプロジェクトや業界のトピックに焦点をあてたフォーラムショーケースも5つ開催され、NHTSA 長官David Stricklandも参加した。 USDOTの発表資料はこちら。
- また期間中ITS Americaが主催した付随イベントにはUSDOT、 AASHTO、 テキサス州議会国土交通安全保障委員会, WTS International、 Texas Towing & Storage Association、 North America Super Corridor Coalition (NASCO)、Houston-Galveston Regional Safety Council (RSC)、 International Association of Chiefs of Police (IACP)、U.S. Department of Homeland Security National Transportation Security Center of Excellenceなどのパートナー団体が参加した。
詳しくは ITS America ウェブサイトへ。第17回ITS世界会議釜山についてはこちらへ。第18回ITS世界会議オーランドについてはこちら。