ITSチャレンジ2014ワークショップ(2014年10月28日開催)
「ITSチャレンジ2014ワークショップ」開催結果
~オープンデータ・ビッグデータの利活用による
地域の移動支援、まちづくりを考える~
去る10月28日(火)、「ITSチャレンジ2014」第2回ワークショップを開催しました。このワークショップは、「オープンデータ・ビッグデータの利活用による地域の移動支援、まちづくりを考える」をテーマに、公共交通のオープンデータ化や自治体の事例紹介等について情報共有し、今後の課題解決に向け、参加者・講演者を交えてディスカッションしました。
【日 時】2014年10月28日(火)
15:00~17:30ワークショップ
17:30~19:00 名刺交換会
【テーマ】オープンデータ・ビッグデータの利活用による地域の移動支援、まちづくりを考える
【講演者】
東京大学大学院情報学環 教授 越塚登氏
「公共交通オープンデータ研究会の取り組み」
京都市 交通政策監 堀池雅彦氏
「歩くまち・京都 実現への取組み
~2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて~」
千葉市 総務局 情報経営部 業務改革推進課 課長 橋本欣哉氏
「オープンデータ・ビッグデータ
~ガバメント2.0の実現を目指す千葉市の取組み~」
公共交通オープンデータの取組み、自治体の先進事例紹介
東京大学大学院情報学環 越塚教授からは、『公共交通オープンデータ研究会』の取り組みの紹介とともに、オープンデータの多様性(技術やライセンス、ビジネスモデル)とオープンデータによる新しい行政サービス、公共情報産業の創出が期待されるとプレゼンテーションがありました。
京都市交通政策監の堀池氏からは、観光都市京都の賑わいのある交通まちづくりに向けて、P&Rの導入、公共交通利用への転換、四条通りの歩道拡大などが紹介されました。また、8月に設立した『京都未来交通イノベーション研究機構』と地理空間技術やICT技術を核としたバリアフリーナビゲーション実証事業の紹介がありました。
千葉市業務改革推進課長の橋本氏からは、ガバメント2.0への取組みとして、行政保有情報のオープンデータ化の推進、政策決定や公共サービスの提供に際し、市民が参画する『ちばレポ』の本格運用開始などが紹介されました。
ITSチャレンジについて
この数年間で、クラウドやモバイルデバイス等のオープンプラットフォームとビッグデータやオープンデータの活用が大きく進展してきました。ITS Japanは、これらの環境変化に対して、これまでITSとは関わりが薄かった小規模の事業者層の方々と関係を構築し、会員企業や自治体、学界との交流・協業によって、地域へのITSの拡がりと地域課題の解決や地域経済活性につながる新たなビジネスが生まれる事を期待して「ITSチャレンジ」と名付けた活動を2013年度から開始しました。