“2013 Australian ITS Summit”が開催されました
2013年 9月18日から9月20日にかけ、オーストラリア・シドニーにて、”2013 Australian ITS Summit”が開催された。145のプレゼンテーションとディスカッションが行われ、出展32ブース、会議登録者390人の参加となり、成功裏に終了した。
会議では、産官学の有識者により、国家戦略としてのITSが議論され、モビリティの向上や、安全で持続可能な移動を実現する方法について焦点があてられた。また、標準化、仕様、調達に関する世界的な協調を強めていく必要が有ることが強調された。
総括として、オーストラリアの交通ネットワークの改善にむけ、次の5つの領域を改善していくことが確認された。
- Integrated public transport systems.
- Interoperability of communications and ITS platforms.
- Totally integrated multi-modal, real time traveller information.
- Roll out of managed motorway systems.
- Autonomous vehicles and “platooning” to increase road network capacity and safety.
会議には、オーストリア、ベルギー、チェコ、日本、台湾、ニュージーランド、ノルウェー、イギリス、アメリカからの参加があった。
ITS Japanからは、天野専務理事が出席しプレゼンテーションを行い、アジア太平洋地域でのETC技術の導入に向けて、日本が実証実験をベースにした標準化活動により貢献してきたことを紹介した。また、ITS世界会議東京2013での高度運転支援・自動運転、更にビッグデータのITS応用などのトピックスについて語った。
3年後の2016年のITS世界会議は、オーストラリアのメルボルンで開催されることが決まり、着々と準備が進められている。
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