第20回ITSシンポジウム2022
開催概要 | プログラム概要 | 大会委員会 |
本年のITSシンポジウムは現地参加を基本に、リモートによる聴講も可能なハイブリッド形式で行います。ただし、対話セッションは対面のみで実施します。発表者、聴講者とも会場にご参集ください。参加される方はマスク着用と手指消毒にご協力ください。
テーマ: 社会で機能するITS
~次世代モビリティサービスの社会実装のために~
情報通信技術を交通、車両と結び付け、移動手段の高度化を図ってきたITSは、カーナビゲーションシステムの高性能化、ETC、さらに高度化したETC2.0の社会実装などに貢献し、これからもさらに進化を遂げ、社会で機能することが期待されている。また、社会では自動運転への期待が高まっている。2019年に道路交通法と道路運送車両法が改正され、SAEの自動化レベル3 に相当する自動運転の公道走行が認められ、2021年3月にはレベル3の機能を搭載した市販車が登場した。それに続き2022年には、SAEの自動化レベル4に対応した道路交通法の改正が行われる見込みである。これにより、近い将来、公道上で運転者のいない車両によるモビリティサービスが展開される可能性もある。ITSは交通データ解析、ドライバーへの情報提供による運転支援のための技術に留まらず、車両の制御に関わることも期待され、今後もより一層の技術革新が求められていくことになるであろう。
一方、レベル4の自動運転によるモビリティサービスには、維持が困難になりつつある公共交通を持続可能にし、過疎化、高齢化といった社会課題が存在する中、安全で快適なモビリティを提供する存在となることが期待されている。車両単体の技術開発に留まるのではなく、社会の変化に対応して都市を進化させていくイノベーションとなる。そのためには技術課題の解決だけに目を向けるのではなく、人間を幸福にする暮らしとは何かを考え、データ連携が進みサイバー・フィジカル化していく社会の動きを見据えた中で、モビリティの在り方を考える必要がある。
柏市はスマートシティ事業を進めており、特に会場となる柏の葉地区は、大学・企業を中心に様々な新技術の実証実験が行われている。イノベーションを積極的に取り入れて、快適な暮らしの実現を目指している柏の葉で、次世代モビリティサービスの社会実装につながるITSを、シンポジウム参加者と議論する。
概要
【会期】 2022年12月8日(木) ~9日(金)
【主催】 特定非営利活動法人 ITS Japan
【共催】 東京大学生産技術研究所 / 東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構
【協賛】 公益社団法人 計測自動制御学会
一般社団法人 交通工学研究会
公益社団法人 自動車技術会
一般社団法人 情報処理学会
一般社団法人 人工知能学会
一般社団法人 電気学会
一般社団法人 電子情報通信学会
公益社団法人 土木学会
一般社団法人 日本機械学会
日本交通心理学会
一般社団法人 日本ロボット学会
自動車技術会 モビリティ社会部門委員会
情報処理学会高度交通システムとスマートコミュニティ(ITS)研究会
情報処理学会コンピュータビジョンとイメージメディア研究会
電気学会ITS技術委員会
電子情報通信学会高度交通システム研究会
【実行委員長】 須田 義大 東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門 教授
東京大学 モビリティ・イノベーション連携研究機構 機構長
【プログラム委員長】 中野 公彦 東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門 教授
お問い合わせ
特定非営利活動法人 ITS Japan
お問合せ:its-symposium(at)its-jp.org
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